後輩に仕事で抜かれた!努力が足りない?

仕事

なんだろ、アイツ(後輩)仕事できるな…

もう抜かれてしまってるよなオレ…

プルお君、そりゃ「努力」が足りないんじゃあないのかね?

うぅ…やっぱそう言われると思った

オレ相当努力してんねんけど。

まだまだたりん!人間の限界を超えるんじゃ

後輩くんは超えとるぞ。

後輩に、認めたくないけど「もう仕事の成果で抜かれてるな」って思ってるかた結構いるんじゃないんですか?

自分も努力して頑張ってるんだけど、後輩はこれ以上頑張ってるってこと?

もう限界!これ以上は頑張れない!なぜ抜かれたんだ!

原因コレ

頑張りすぎ 努力しすぎ

はっ?なんそれ、努力しすぎがダメなの?

努力は必ず報われるって言うじゃないか!

何を言っているんだちみは!

はい、現代人が刷り込まれている

努力することが善で 楽をすることは悪

という思考、疲れ切って仕事してないとサボってる、ヤル気がないやつだと言われる。

そして無駄に努力を積み重ね、限界を超えれば成果は必ずついてくると思い疲弊する。

じゃどうすりゃ良いんじゃい⁈

   解決策見つかりました!

この本を読むことによって

  • 後輩に仕事で抜かれた原因
  • 努力しすぎ頑張りすぎのダメな理由
  • 努力しないで成果をだすやり方

を知ることができるでしょう。

よっしゃ、後輩抜いてやるわ!

後輩を抜くって…(笑)

「努力しないやり方」なんてあるんか、教えてもらおうじゃあないの

エフォートレス思考とは怠惰なやり方ではない。

スマートで正しい生き方だ。 

著者 グレッグ・マキューン

エフォートレス思考とは「どのようにやるか」を極める技術で、力ずくで頑張るのではなくいちばん楽なやり方で最優先事項に取り組むことを言います。

力を抜いて成果を出すのはけっして怠けていることではなく、スマートに結果を出すことこそが、成果を出し続けられることにつながるのです。

読者の方は後輩に抜かれてしまう焦りで、遠回りして無駄な努力をしてしまっているのかもしれません。そうして無駄な事ばかりに手を付け、疲れて、結果後輩に抜かれてしまいます。

んでも楽なやり方を見つけんのが難しそ

始めに、今の頭の中の不要な考えを取り除きましょう。

仕事が忙しく、疲れ切って帰宅したときを思い出してください。

  • 頭が重く何も考えられない
  • 家族にちょっとした頼みごとされてもイライラ
  • 上司から言われたことも納得できない
  • 休みの日も楽しめない

こんな状態ではもちろん成果は出せません。

脳は1日6000種類ほどの思考を処理しています。その際、脳は「怒り、恐怖」といった高いものごとを優先するため、強い感情にばかり処理がまわり、本当に大事なことをやる余裕がなくなってしまうのです。

なるほどそういう仕組みなのね、だからやらなきゃいけない事に脳が反応できなくなってしまってるんだね~

だから頑張り過ぎて頭の中は「不要な考え」「ネガティブな感情」「ダメな思考パターン」で詰まり最高のパフォーマンスが出せなくなるのです。

ですので

頑張れば成果がでるという思い込みを無くしもっと近道をする考えになるようにしていきましょう。

本にも書いてあるように

「血、汗、涙」をしぼって働くのが価値のあることだとされ、「苦労して勝ち取った」勝利こそが尊いといわれる。

「大変だがやりがいのある」仕事に価値が置かれ、「楽して儲ける」のは悪いことのように扱われる。

著名人の言葉でも

「成功するために心身を酷使して働かなければならないというのは、私たちの社会の集団幻覚だと思います」

と述べているように努力のし過ぎは決して成果が出るとは限らないことを理解しましょう。

もしかして後輩はすでにこの思考なのかもね…

最小努力の法則というものがあり、人の脳は困難なことをさけて、簡単なことを好むようにできている。何かが欲しいとき、人はもっとも苦労の少ないやり方でそれを得ようとする。

難易度を下げれば、力を入れなくても前に進む。

「後輩に抜かれた原因は頑張りが足りないからだ。」と思って努力する人はたくさんいると思います。

その考えだと頑張れば報われると信じているだけで具体的に成果は出ません。

ですので

「成果を出すために、もっとも簡単なやり方はなんだろう?」

と考えを逆から考えましょう。

初めは慣れない感じですが、仕事の難易度を下げれば入りも早く、終わりも早くなり、数をこなせるようになっていきます。

いったん動き出せば勢いがついて動きは加速します。

頭の中の不用品を手放す

「後輩に仕事で抜かれた!」という思いが強く頭の中がそのことでいっぱいになっていては良いパフォーマンスを出すことはできないでしょう。

不平不満は、簡単で価値のないものごと。不満を言うのは誰にでもでき、不満に身をまかせるうちに、頭の中に無価値なゴミが溜まり、自由に使えるスペースがどんどん減っていきます。

そして無駄な努力と気づくこともできず、後輩を抜くばかりに気をとられていい仕事などできないでしょう。結果後輩との差は開いていくいっぽうです。

足りないものに目を向けすぎると今あるものが見えなくなる

不平不満(後悔、妬み、将来への不安)を貯め込むと、「負のスパイラル」が生まれ、ネガティブな気分が高まり。

  • 視野が狭まる
  • 新たなアイデアがでない
  • 他者に心を開くことができなくなる
  • 使えるリソースがどんどん少なくなる

その結果そもそも不満の原因だった状況を変える力さえなくなってしまう。

後輩気にしすぎてパフォーマンスが下がってるのは自覚してます…

今あるものに目を向ければ、足りないものが手に入る。

今ある自分の状況を悲観せず、ないものねだりにならないよう感謝すれば、ポジティブな感情が高まり、「正のスパイラル」が生まれ

  • 視野が広がる
  • 新たな可能性に目を向けやすくなる
  • 心が開放的になる
  • 創造性が高まり、社会性が増す

結果、知的にも肉体的にもより高いパフォーマンスを出せ、ものごとがうまくいく確率が高まる。

ですのでその後輩に仕事で抜かれる不満を手放し、自分に足りないものにばかり目を向けて悲観的にならず、いま自分にあるものをポジティブにとらえて、頭の中をスッキリして仕事をこなせば成果もついてくるでしょう。

エフォートレスな思考で頭の中を軽くし、頑張れば成果が出るという思い込みをなくすことができたら、次は具体的な行動に移します。

エフォートレスな行動 より少ない努力でより大きな成果を出すこと。

後輩に抜かされないがために努力をする、しかし

あるポイントを超えると、努力の量は結果に結びつかなくなる。むしろパフォーマンスが落ちる。

てことはそのポイントに達すると頑張れば頑張るほど成果はでなくなるのです。

こんな経験はありませんか?

  • 徹夜で仕事の資料作成したらめちゃくちゃになる
  • 評価されようと必死になりすぎて、逆に能力のない人だと思われる
  • 眠らなければと焦り、目が冴えてしまう
  • リラックスしようと思うあまりリラックスできず、憂鬱になる

これは頑張りの弊害です。

確かに言われると頑張りすぎて空回り…

ここからは頑張らず、自然に成果を出すやり方を紹介します。

ゴールを明確にイメージする

後輩に仕事で抜かれまいとがむしゃらになって、明確なゴールを決めてなければ無駄に遠回りをして時間を浪費するだけです。

そうすると延々と作業し続けるか、中途半端で仕事を終わらせ諦めるしかなくなり成果はでません。

ですので

1分間でゴールをイメージする

大きな仕事を抱えているのになかなか始めることができないことはありますよね。

先延ばし癖がある人はまず何をすべきかというゴールが明確に描けてないない事が多いのです。

だから最初の一歩を踏み出そうにもどの方向に進んで良いかわからず遅れをとってしまいます。

確かに、頭ん中整理つかず本質を見失ってる…

そんなときは、「始まった状態」を明確にイメージしましょう。

本書の例として

あいまいなゴール 資料を作る

明確なイメージ  具体例と実行可能なプランを盛り込んだ12ページのレポートを完成させ、クライアントに「これはすごい」と言われる。

あいまいなゴール 痩せたい

明確なイメージ 体重計を見下ろし、60㎏という数字を見ている自分

やるべきことが明確になれば、集中力も上がり、そこにむけて進むための意欲とエネルギーがわいてきます。

修正しすぎない

「仕事が大変で終わらない!」って嘆いてるかたいますよね?

それはもしかしたら完璧主義なのか修正しすぎているのです。

修正しようと思えばいくらでもできる。だが、あるポイントで完了させないと、あとは手間ばかりがかかって効果はほとんど得られない。

グレッグ・マキューン

納得いくまでやっても自己満足で、そこまでその仕事は求めてないことあるよね。

だからもっと良いものができると思う誘惑に打ち勝ち、時間と努力を無駄にしないために「完成」のイメージ(ゴール)を明確にして、そこにたどり着いたら潔く終わりにしよう。

手順を限界まで減らす

後輩に抜かれまいと仕事に取り掛かるがやるべきことが多すぎて、後輩に追いつけない…

それは不要な手順が多すぎるのかもしれません。

なにか作成するとき良いものを完成させようと、自分なりの手順を付け加えていてはいつまでたっても終わりません。

どんな分野にも言えることだが、価値のない余計なものを付け加えるよりも、完成させるほうがはるかにいい。完成させることは、それだけでも誇れることだ。

著者 グレッグ・マキューン

見渡すと無能な上司が決めた工程や、失敗しないための無駄な確認作業などあるよね。

俺に言っているのか?あ

余分なものを付け加えたい誘惑に打ち勝ち、頑張りすぎて挫折する前に最低限やるべきことを終わらせられるように考えよう。

後輩はもう気づいていて自分なりに余計な手順は省いているのかもしれません。

早く着くために、ゆっくり進む

重要なゴールに向うときには、最初から全力で走りだしたくなるものだ。だが、最初から急ぎ過ぎると、息切れして結果てきには遅くなってしまうことが多い。

著者 グレッグ・マキューン

後輩との遅れを取り戻そうと全力でスタートを切るものの、結果良いものはできない…

みなさんもありますよね。

そうならないように

やる事の上限を決める

本書で紹介されてる女性ミュージシャンの方も本を書こうと決め、無理のないよう週に2本のペースでやり、それ以上は決して書かなかった。そしてしっかり書き上げた。

ある男性の話でも彼は「午後5時25分にオフィスを出る」というルールを守っています。

ヒマな日でも5時25分にオフィスを出る、忙しくても5時25分にはオフィスを出る、会議中でも5時25分にオフィスをでる。

彼は仕事でもプライベートでも良いパフォーマンスを維持するため、自分の限界を知っていてそれを守っているそうです。

18冊ものベストセラー小説を書いた女性は

「自分のペースを守りましょう。書くペースを上げすぎると、脱線して道を見失います。たまにしか書かないでいると、勢いがなくなります。1日1000ワード程度がちょうどいいペースだと思います。」

と言っています。

気分が乗っているときに作業をやめるのは直観に反するように思えるかもしれませんが、その自制心が生産性が上がるカギなのです。

ですので

自分の限界以上は頑張らずに、上限を決めて仕事に取組みましょう。

ゆっくりスムーズに仕事する

ゆっくりスムーズに仕事したら、後輩に抜かれっぱなしじゃないの

て思うでしょうが、ゆっくり進めば

  • 観察して計画を立て
  • 力の配分を考えながらたんたんと仕事を進めることができ
  • 良い成果につながり、質の良いものができる

本書に兵士に例えた話があり

優れた兵士は歩きと走りの中間のような動きで素早くも慎重な足取りで、武器を構えながらリズミカルに戦場の全方向に死線を走らせます。

一方、経験の浅い兵士はヤル気満々で飛び出し、いかにも勢いのある印象を与えるが、危険にさらされると目に付いた場所に慌てて身を隠さなくてはならなくなり、きちんと確認する余裕がないので不利な場所に行きついてしまう。

後輩に抜かれる焦りで、周りが見えなくなってはしないかね

それに、どんなに計画を立てていても、思わぬ邪魔は入ります。

今日1日の計画を立てていても、上司から仕事を追加されたり…そして取り戻そうと必死になり、質の悪いものになり、罪悪感が増し、自信を失なって後輩に抜かされるどころの話じゃなくなっていくでしょう。

ですので

不確実な状況になっても前進し続けられるように、適切な範囲を選択し、その範囲内で行動する必要があるのです。

うちの会社でもいるな、ライバル達に抜かれまいと毎日必死になってやるが、結局粗悪品しかつくれず、評価下がってるヤツ。

そしてその後始末で他の社員も使って全体的な仕事が遅れるのに…

そうならないために上限と下限を決めましょう。

・下限 モチベーションを維持できる程度には高く、予想外のトラブルが起こっても達成できる程度の低さ。

・上限 順調に進んでいると感じられるくらいには高く、しかし疲れてしまわない程度の低さ。

例 その月の売り上げ目標を達成する 

下限 営業電話を1日5回以上  上限 営業電話は1日10回以下

例 今日終わらせなきゃいけない仕事

下限 今日は確実に終わるペース 上限 仕事の質が落ちてしまう手前のペース

ゆっくり動けばものごとはスムーズなる。ものごとがスムーズであれば、なにか起きても対処する余裕もあり、たんたんと仕事を進め、結果より速く動けるようになるでしょう。

ここまでで、頑張って努力することが後輩に抜かれないための行動だ、という考えが間違っていることがわかり、より少ない努力で成果をだすやり方もわかった。

しかしそれを今後も維持するためには一つ知っておきたいことがことがあります。

なにか仕事で問題発生したときにその場だけは解決し、根本的な原因を解決しない

本書の例だと、男性が机の引き出しがなかなか閉まらないのをいつも全力で開けて、ガタガタ振ってまた閉めてを繰り返しているのを見た同僚が調べてみたら、鉛筆立てが中で引っかかっていた。

同僚がいつから?と聞くと「2年前から」と男性は言った。解決時間は2分だった。

このように多くの人は問題を解決するよりも、ごまかすほうが手軽で、必要以上に我慢してしまうのです。

わかるわー、調べれば解決できるとわかっててもごまかしちまう…

そんなごまかしの解決ばかりしていると、この先いつまでたっても同じ問題に悩まされ、そのちょっとの問題にかける時間は長い目でみると何時間も損をしていることになります。

しかも、そのちょっとの問題が一つ二つと根本解決せずに増えていったら、何万時間にもなる可能性はあるでしょう。

それを知ってからうちの会社観察すると、だましだましやってるのいっぱいある(笑)

毎日違うちっさい問題ばっかに時間取られてる…

手軽なんだけど仕事にあてはめて考えると、これを長い目で見ると、この先何年も同じ事を繰り返すより、一度だけ手間をかけて根本的に解決するほうが100倍の時間と手間を解決できるのです。

問題をだましだましやっていくのは、小さな枝を叩くようなものだ。問題を防ぎたいなら、根をしっかりと叩かなくてはならない。

いつも枝を切っていれば、枝葉を切るのはうまくなるかもしれない。だが、それでは問題は解決しないこの先いつまでたっても同じ問題に悩まされることになる。

グレッグ・マキューン

枝葉を叩く 毎回おこる工場の機械の不具合をとりあえず今日動けば良いとごまかしてしのぐ

根を叩く 業者を呼んで完璧に直してもらう

枝葉を叩く 資料作成に追われる

根を叩く 完璧に資料を作ろうとしない、もしくはやめる(必要としてないかもしれない) 

など仕事しながら探したら結構あるものです。

後輩はすでに仕事を誰かに頼んだり、やらない事に決めたりする取捨選択がうまいのかもしれません。

自分で確認し、時間をとられている問題の根本原因を解決しなければいつまでたっても忙しく後輩に追い抜かれるでしょう。

後輩に抜かれるかもしれない焦りで、がむしゃらに頑張って努力しても成果は出ない、むしろ悪い結果になることは理解できたと思います。

そうならないために、より少ない努力で大きな結果を出す考えで仕事をしてみましょう。

  • 努力すればしただけ結果はでない
  • 「成果を出すためにもっと簡単な方法はなんだろう」と考える(エフォートレスな精神)
  • より少ない努力でより大きな成果を出す行動をとる(エフォートレスな行動)
  • 問題を枝葉を叩くのではなく、根本原因を解決して根を叩く

みんな与えられた時間は一緒です。

その時間をどう使うかが後輩との仕事の差を埋められるかがかかっていると思います

ここで紹介したものはほんの一部です。本書にはもっと参考になることが書いてありますので是非一読していただきたい。

注意深く見てみると、確かに無駄なこと、完璧にしようとしてる部分はたくさんみえてきたな。

後輩に抜かれ、出世コースに乗られる前に読んだほうええべ。

無駄な努力をし、後輩に抜かされてしまうか、ここで気付き本書を読んで対策するかは、あなた次第です!

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